アジアにおける、グローバルIPハブを目指すシンガポールで、先週の金曜日、11月29日に興味深いイベントが開催された。
IP HATCH SG 2019 LAUNCHイベントだ。
IPHatch® とは、その名称のとおり、パナソニックやノキアなど名だたる企業のIP(Intellectual property: 知的財産)、高い技術力を活用し、スケールするビジネスアイデアを開発することを目的としたオープンイノベーションイベント。
シンガポールでは、シンガポールの通商産業省(MTI)の傘下にあるIPI(Intellectual Property Intermediary)のサポートを受け、アジア発の「グローバル知的財産(IP)投資銀行」、Piece Future Pte Ltdが主催している。
“HATCH (生み出す、(ひな)をかえすの意味)と名前がつくとおり、今回のシンガポールと香港で開催されるイベントをもって、高成長するスタートアップや起業家を探すオープンイノベーションの試みがスタートする。
これからIPを生かしてチャレンジしていきたいスタートアップや起業家に対しての説明会が行われ、募集が開始。その後最終候補者に選ばれた面々によるピッチイベントが行われ、受賞者が決まる流れとなっている。受賞者にはIPのポートフォリオや技術の提供、資金提供などが行われる。
会場では、グリーンで手ごろな電力を提供することでサービス不足の地方コミュニティの暮らしに影響を与えたSOLIGNITE HOLDING PTE. LTDのFaith Chew氏など、過去の受賞者によるプレゼンテーションも開催され、彼らのイノベーティブなサービスが紹介された。
今回はどんなスタートアップ 、起業家が受賞するのか。
シンガポールのイノベーティブなアイデアがIPによってさらにスケールしていくのが楽しみだ。
IP HATCH : https://www.iphatchday.com
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