平均気温25〜32度くらいのシンガポール。
暑くて外に出たくない、歩きたくない人は多いだろう(実際週末は家か冷房の効いたモールで過ごしたいという人が周りに多い)。
シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスの傘下のNPO、テマセク財団はこの暑さへのサスティナブルな対応策として、Outdoor Active Cooling in Singapore(シンガポール内のアウトドアアクティブクーリング、OACIS)プロジェクトとしてアメリカのPhononic Devices, Incに投資。
今回は2020年後半の商業販売を開始前に、シンガポールに8つのファンを試験的に設置した。
Phononic社によると、この羽根がないOACISはファンでは周囲の温度を最大10度まで、湿度を15パーセントまで下げられるという。
また、羽根があるタイプの産業用のファンよりも最大75パーセント低い空気流量で冷却水を実現でき、エネルギー消費量も最大50パーセント下げられるようだ(モードや周囲の温度による)。
このOACISファンは、現在クラークキーにあるレストラン、Octapas、ジュロンレイクガーデンのプレイエリアに設置されており、年内にもガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどほかのアウトドアサイトにも設置される見込み。
これからシンガポールに広まっていくか。注視したい。
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