ラスト乗車!セントーサ島で無人シャトルバス体験

2019年8月26日よりシンガポール・セントーサ島内でトライアル運行されていた無人シャトルバスが11月15日で運行最終日を迎えました。運がよく最終便に間に合ったので、バスの乗り方と乗車体験について紹介します。


まず、乗車するには「Ride Now Sentosa」というモバイルアプリでバスを呼び出す必要があります。以下がそのアプリのアイコンと登録画面です。

「Ride Now Sentosa」アプリ(※現在終了した為、ご利用できません)

無人シャトルバスには2種類があるようですが、今回私たちが乗車したのは以下のようなミニバスタイプです。見た目は軽ワゴンに近い感じで、コンパクトサイズですが、中に入ると、意外とスペースがあって、「口」の字で9座席がありました。運転スピードについて、トライアル中だからか、通常のバスに比べるとかなりゆっくりとしたスピードで始終穏やかに走っていました。


無人運転バスのため、運転手はもちろんいませんが、安全上の理由でスタッフ2名が一緒に乗車されます。また、バス内に人が運転をコントロールできるリモコンが一つ設置されています。スタッフの方の話によると、バスは予め決まっているルートを走っているため、運行中は基本的に操作することはないが、長く伸びてきた木の枝などを障害物だと認識し緊急停止にならないように、たまにリモコンで操作することがあるようです。

今回、セントーサ島でのトライアル運行は確かに11月15日で終了となってしまいましたが、スタッフの話によると、今後また運行を再開する予定があります。再開時期は現段階まだ未定です。また、今回の乗車チャンスを逃した方も実は残念がる必要はなく、シンガポール国内だとGardens By The Bayでも無人シャトルバスが運行されているようで、同じく体験できます(※有料)。


近年、シンガポールだけではなく、世界各地で無人運転の開発が進められています。無人運転は交通事故の削減や高齢化による人手不足などの問題への解決策として期待される一方、自動運転システムに対する不安や予期できない事象への対応に懸念する声もあります。まだまだ課題がたくさんあるので、無人運転が一般普及されるまでもう少し先になるかもしれませんが、期待の意味を込めて今後の動向に注目していきたいです。

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